圧着とはんだ作業を全自動化!C550SZ導入で、生産性と品質が大幅向上
はじめに
この度、弊社では、ハーネス加工の生産性向上と品質安定化を目指し、全自動片端圧着片端ハンダ機C550SZを導入いたしました。

従来の課題と新しい解決策
従来、弊社のハーネス加工では、フラックス塗布やはんだ槽への投入といった工程を手作業で行っており、作業者の熟練度や疲労によって品質にバラつきが生じるという課題がありました。また、これらの工程は繰り返し作業であるため、作業者の負担が大きく、人手不足が深刻化する中、生産性の向上も大きな課題となっていました。
C550SZの導入により、これらの課題を一気に解決することが可能になりました。具体的には、以下の点が改善されました。
- 全工程の自動化: 従来、自動化が難しかったフラックス塗布やはんだ槽への投入の工程まで自動化することで、電線の被覆剥ぎから片端圧着、片端ハンダに至るまで、全工程を自動化することに成功しました。
- 工数の大幅な低減: 自動化により、人手による作業時間を大幅に削減し、生産性を飛躍的に向上させました。
- 品質の均一化: 作業者の熟練度や疲労による品質のバラつきをなくし、お客様が要求する公差を満たす高品質な製品を安定的に供給できるようになりました。

従来は手作業ではんだ槽へ投入
驚異的な生産性!1本4秒以内の高速加工を実現
C550SZを用いた試作加工において、100本のハーネスをわずか4分43秒で製造することに成功しました。これは、1本あたりの加工時間がわずか2.83秒という驚異的なスピードであり、当初目標としていた1本4秒以内を大幅にクリアした結果です。
この結果から、C550SZが、少量多品種生産においても高い生産性を発揮し、お客様の短納期化要求に迅速に対応できることが実証されました。
まとめ
C550SZの導入により、弊社はハーネス加工の生産性と品質を大幅に向上させることができました。これにより、高品質な製品を短納期かつ低コストで提供することが可能となり、お客様の満足度向上に繋がるものと確信しております。
また、同業他社との競争が激しい中、弊社はC550SZの導入により、生産性と品質の両立を実現しました。特に、小ロット多品種生産においては、その真価を発揮しています。今後も、お客様のニーズに合わせた新たな技術の導入を進めていくことで、さらなる発展を目指してまいります。

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