1. 全自動両端圧着機とは?
全自動両端圧着機は、電線と端子を高速かつ高精度で圧着加工するための装置です。従来の手作業による圧着に比べ、安定した品質と高い生産効率を実現します。
2. 小寺電子製作所 C551SZ の特徴
当社では、小寺電子製作所製の C551SZ を導入し、精密かつ効率的な圧着加工を行っています。以下にC551SZの特長を紹介します。
設備写真

当社で使用している小寺電子製作所製の全自動両端圧着機 C551SZ。高精度な圧着加工を実現します。
タッチパネル画面

直感的なUIで簡単に設定・操作が可能なタッチパネル。圧着圧力や加工状態をリアルタイムで監視できます。
また、クリンプフォースモニタ(Crimp Force Monitor, CFM) 機能が搭載されており、1本1本の端子圧着に関して常に正確な圧着力(クリンプフォース)を計測しています。これにより、不良品の発生を防ぎ、高品質な圧着加工を保証します。
圧着部のクローズアップ

圧着部の詳細。精密な加工を実現します。
主な仕様
- メーカー: 小寺電子製作所
- 型番: C551SZ
- 適用電線範囲: AWG32 ~ AWG12
- 適用端子: 各種オープンバレル端子、特殊端子
- 圧着力: 最大 2.5 トン
- 操作方式: タッチパネル制御
特長
- 高精度な圧着
- 端子の圧着高さをミクロン単位で制御し、安定した品質を確保。
- 圧着データをリアルタイムで監視し、不良率を低減。
- クリンプフォースモニタにより、圧着力の異常を即座に検知。
- 多様な電線・端子に対応
- AWG32~AWG12の幅広い電線サイズに対応。
- 各種オープンバレル端子や特殊端子の加工が可能。
- 高い生産性
- 最大5,000本/時の処理能力で大量生産にも対応。
- タッチパネル操作により、セットアップや切替えが簡単。
- 品質管理機能
- 圧着圧力モニタリング機能を搭載し、不良品の流出を防止。
- 端子供給や電線供給の自動検知機能により、安定した生産が可能。
- クリンプフォースモニタが各圧着ごとの力を記録し、品質管理を向上。
3. 実際の活用事例
当社では、C551SZを活用し以下のような製品の圧着加工を行っています。
- 産業機械用ケーブルアセンブリ
- 電子機器用内部配線
高い品質を求められる製品にも対応できる設備体制を整え、お客様のご要望にお応えしています。
4. 全自動圧着機導入のメリット
- 品質の安定化: 圧着高さ・圧力の自動制御により、均一な加工品質を実現。
- 生産コスト削減: 手作業に比べ大幅な時間短縮が可能。
- 不良品の削減: 圧着モニタリング機能で不良発生率を最小限に。
- 短納期対応: 大量生産が可能なため、短納期案件にも柔軟に対応。

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