全自動片端圧着両端撚り片端ハンダ機 C550SZ のご紹介

1. 全自動片端圧着両端撚り片端ハンダ機とは？

C550SZは、電線の片端に端子を圧着し、片端にハンダを施すことができる全自動加工機です。手作業に比べて圧倒的な精度と効率を実現し、大量生産にも対応します。また、ストリップした両端を撚ることも可能です。

2. 小寺電子製作所 C550SZ の特徴

当社では、小寺電子製作所製の C550SZ を導入し、さまざまなワイヤーハーネスの加工に対応しています。以下にC550SZの特長を紹介します。

設備写真

当社で使用している小寺電子製作所製のC550SZ。高精度な加工を実現します。

タッチパネル画面

直感的なUIで簡単に設定・操作が可能なタッチパネル。加工状態をリアルタイムで監視できます。

タッチパネルには クリンプフォースモニタ（Crimp Force Monitor, CFM） 機能が搭載されており、1本1本の端子圧着に関して常に正確な圧着力（クリンプフォース）を計測しています。これにより、不良品の発生を防ぎ、高品質な圧着加工を保証します。

はんだ付け部のクローズアップ

はんだ付け部の詳細。精密なハンダ付けを実現するメカニズム。

主な仕様

• メーカー: 小寺電子製作所
• 型番: C550SZ
• 適用電線範囲: AWG32 ～ AWG12
• 適用端子: 各種オープンバレル端子、特殊端子
• 圧着力: 最大 2.5 トン
• 処理能力: 最大 4,800 本/時
• 操作方式: タッチパネル制御
• 追加機能: 両端撚り、片端ハンダ処理

特長

1. 高精度な圧着と品質管理
   • 圧着高さをミクロン単位で制御し、安定した品質を確保。
   • クリンプフォースモニタによる圧着力のリアルタイム監視。
2. 多機能な加工プロセス
   • 圧着だけでなく、両端の撚り処理と片端のハンダ付けを自動化。
   • 1台で複数の加工工程を完了できるため、効率が向上。
3. 高い生産性
   • 最大4,800本/時の処理能力で大量生産にも対応。
   • 設定変更や切替えがスムーズに行えるため、品種変更にも柔軟に対応。
4. ハンダ付け機能
   • 片端に高品質なハンダ付けを施し、接続の安定性を向上。
   • ハンダ量の調整が可能で、用途に応じた最適な処理が可能。

3. 実際の活用事例

当社では、C550SZを活用し以下のような製品の加工を行っています。

• 産業機械用ケーブルアセンブリ
• 電子機器用内部配線

高品質を求められる製品にも対応できる設備体制を整え、お客様のご要望にお応えしています。

4. C550SZ 導入のメリット

• 品質の安定化: 圧着・撚り・ハンダ付けの一貫処理により、均一な加工品質を実現。
• 生産コスト削減: 手作業に比べ大幅な時間短縮が可能。
• 不良品の削減: クリンプフォースモニタやハンダ詳細設定機能により不良発生率を最小限に。
• 短納期対応: 1台で複数の工程をこなすため、短納期案件にも柔軟に対応。